薄れゆく愛

2015年9月2日

秋明菊

『秋明菊』。

秋らしい草花がほしくなり。
後ろに見えるのは、
『セロシア ローズベリーカフェ』
なんて洒落たお名前のお花。

『菊』とつくけれどキクの仲間ではなく、
キンポウゲ科のアネモネの仲間。
『花』に見えるのは、実は『萼(ガク)』。

お花がちょっと似ているなぁと思っていた
クリスマスローズと同じく、花でなくガクで、
同じキンポウゲ科だった。

日本で生まれた植物ではなく、
古い時代に中国からやってきて、
日本に帰化した植物だそうだ。

京都の貴船に多く自生しているので、
『貴船菊』とも呼ばれる。
きれいな水が好きな植物なのでしょう。

うっすら細かい毛で覆われた、
ころんとしたつぼみ。
うつむき加減のお花。

花言葉は「忍耐」や「薄れゆく愛」だとか。
可憐な花姿は、
下を向いて耐えているようには見えないのだけれど。

カテゴリ: 私的植物誌  |  0 Comments
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