学校の図書館で借りるのは、しばらくは植物学の本、となんとなくしばりを決めていたけれど、今日は脱線!と思って手に取った本が当たり!だった。
ヨーロッパ1・2、アジア、中東、アメリカ大陸の地域別に、世界の国々の祝祭日と、それにちなんだお菓子・レシピを紹介している。どこの国にも昔話や伝説があって、それにちなんだ地名、食べ物、風習があるのが楽しい。そういう独自の文化がだんだんなくなりつつあるのは惜しいことだと思う。
一番おいしそうだったのは、沖縄の「ちんびん」という黒砂糖を使ったクレープのようなお菓子。ユッカヌヒーと呼ばれる旧暦の5月4日に、子供の成長を祈ってヒヌカン(火の神)にお供えしたお菓子なのだそう。
もうひとつ作ってみたいのが、デンマークのクリスマスの定番ケーキのebleskiver(エブルスキーヴァー)。たこ焼き用の型で焼いた球形のケーキをホットワインと一緒に頂く。
世界の特別な日の挨拶や、各国16人に聞いたお菓子にまつわる思い出なども掲載されていて、読み物としても楽しいし、写真もとてもいい。一部のレシピに写真がなくて残念だった。
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