『魔女の薬草箱』

2011年12月9日

『魔女の薬草箱』『魔女の薬草箱』
西村祐子 著
山と渓谷社

図書館でみつけたとき、最初はおもしろ半分で手に取った。開いてみるとまず最初の項が『空飛ぶ軟膏』。魔女というものは、空飛ぶホウキに乗っているから飛べるものなのだとずっと思っていたが、そうでもないらしい。実は魔女たちは、ホウキにまたがる前に全身に『空飛ぶ軟膏』を塗ってはじめて空を飛べるのだそうな。ひゃー、びっくり、おもしろーいと最後まで読んでしまった。

本には、その魔女の軟膏のレシピ(なかにはかなりおどろおどろしいものも…)や、その中に使われていると思われる植物に始まり、魔女が用いたさまざまな薬草、魔よけ、伝統的な風習などを、中世時代の貴重な図版も含んだ植物画、写真をたくさん用いて詳しく説明している。グリム童話やシェイクスピアの著作中に出て来る植物、古代ローマ時代の話しも例にあげられていて、どこもかしこもメモしたくなるような本当に興味深いことばかり。

この1冊を読むだけでも、人が古くから自然・植物の恩恵、影響を、幅広く大きく受けながら暮らしてきたことを改めて認識する。これだけ深く関わっている自然から得ている分を、私たちはちゃんと恩返ししてできているのかなと、ふと思ってしまった。

掲載されていたレシピの中から、かわいい愛のおまじないのレシピをひとつ。

“コリアンダーの実7粒を乳鉢ですりつぶしながら、「暖かい実、暖かい心、ずっと仲良くしていてね」と3回唱えて、それを1リットルの白ワインに入れてよくかき混ぜ、10分おいて好きな人に飲ませると効く”
のだそう。どなたか試してみてね。


カテゴリ: タイトル ま行, 植物にまつわる本, 著者訳者 な行  |  0 Comments
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