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朝顔(夕顔)日記 100日目

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夕顔

<朝顔(夕顔)日記> 100日目

5/31に種をまいた、
西洋朝顔 ヘブンリーブルー。
cheating して苗を購入した白花夕顔。
朝顔市から持ち帰った団十郎朝顔。

毎日、朝顔(夕顔)日記として、
記録をつけてきた。
http://my365.in/yaskyy

今年は、つるの先を虫に次々に食べられ、
暑さにまいったのか、つぼみもまったくつけず、
緑の親指返上!な泣きそうな気分の夏だった。

この夕顔の開花で朝顔日記を終了と思っているのだけど…。
夕顔さん、そろそろ咲いてみませんか?

団十郎朝顔

夏の終わりに次々に開花してくれる、
美しい色の団十郎朝顔。

ひょろひょろに伸びるだけなので、
「ヒョロ子」と呼んでいた西洋朝顔は
ついにつぼみを一度もつけずに
夏を終わるつもりらしい。

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9月 7, 2015

ジャスミンが馨る

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ジャスミン

『ジャスミン(オオバナソケイ)』。

庭先に出るたびによい香りにつつまれる。
夏の終わりに暑さが少しやわらぎ、
湿りのあるお天気がつづくと、
このゆたかな香りがいつもよりも
広く長くただよっているように感じる。

家の前を通る方に
「ここを通るたびに香りが楽しみなのよ」
とお声がけいただいてうれしく思うことも。

「ジャスミン」と一般的に呼ばれる植物のなかでも、
特にこの花の香りは格別。
いわゆる「ジャスミン」の香水には、
この花の香油が使われている。

ジャスミン

英語の名前は『Royal Jasmine』、
中国の名前は『素馨』。

一見、素っ気ない白いお花が、
こんなにすばらしく『馨る』ので、
こんな名前がついたのかな。

(以前、ジャスミンについて書いたものもどうぞ)

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9月 4, 2015

栗きんとん

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栗きんとん

栗きんとん。

ひと口で食べられるけど、
ぜったいにそんなことはしない。
栗の甘みをじっくり味わいながら、
ちびちびと。

『栗』をあらわして、
このかたちにされているわけではないけれど、
栗に見える。これだけで十分。

栗きんとん

栗モチーフって、
どうしてこんなにそそるのでしょう。
くりくりくり。

この秋はいろんな栗きんとんをいただこうかな。

9月 3, 2015

薄れゆく愛

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秋明菊

『秋明菊』。

秋らしい草花がほしくなり。
後ろに見えるのは、
『セロシア ローズベリーカフェ』
なんて洒落たお名前のお花。

『菊』とつくけれどキクの仲間ではなく、
キンポウゲ科のアネモネの仲間。
『花』に見えるのは、実は『萼(ガク)』。

お花がちょっと似ているなぁと思っていた
クリスマスローズと同じく、花でなくガクで、
同じキンポウゲ科だった。

日本で生まれた植物ではなく、
古い時代に中国からやってきて、
日本に帰化した植物だそうだ。

京都の貴船に多く自生しているので、
『貴船菊』とも呼ばれる。
きれいな水が好きな植物なのでしょう。

うっすら細かい毛で覆われた、
ころんとしたつぼみ。
うつむき加減のお花。

花言葉は「忍耐」や「薄れゆく愛」だとか。
可憐な花姿は、
下を向いて耐えているようには見えないのだけれど。

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9月 2, 2015

再開

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夢あかり

 

『夢あかり』
という名のバラ。

犬のジュリオが旅立ってから、
部屋に飾るお花、
庭の植物のことについて
アップすることが
すっかりできないでいました。

亡くなって14ヶ月。
一緒にいたころ以上に
お花を飾り、植物とともに暮らすことは
毎日欠かせないことになっています。

また再開します。
この14ヶ月分も追々アップできたら。

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9月 1, 2015

夏の名残

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団扇に朝顔

岐阜 恵那川上屋さんの『涼風』。

栗きんとんを買いに行ったら、
ふと目についた、団扇に朝顔。
夏の名残のモチーフ。

団十郎朝顔

わが家の朝顔2種と夕顔は、
夏の終わりを迎えてようやく咲き始めた。

 

8月 31, 2015

京都 亀末廣『京のよすが』

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京都 亀末廣

 

京都 亀末廣さんの『京のよすが』。
短い京都での滞在中、立ち寄りたい和菓子屋さんは多く、
持ち帰りたいお菓子も多い。

今回は京都でしか購入できない、
亀末廣さんの『京のよすが』だけ、
一点豪華なお買いものと決めた。

ちょうど五山の送り火の翌日だったので、
お菓子のなかに赤く燃える「大」の字が。

京都 亀末廣

朝一番に姉小路通のお店へ。

京都 亀末廣 京都 亀末廣

帰宅後わくわくと包みをほどく。

京都 亀末廣 京都 亀末廣
京都 亀末廣 京都 亀末廣

『すえひろ』とエンボスされた紙をはずすと、
焼印のほどこされた杉の木箱が登場。
杉のよい香り。

京都 亀末廣 京都 亀末廣

お茶室に見立てた四畳半に仕切らた箱の中には・・・
季節をいっぱいにあらわした、
お干菓子、半生菓子、有平糖、松露などが
ぎっしり詰まっている。

京都 亀末廣 京都 亀末廣

二段になっているところは、
上下で少し色づかいが異なる。
それぞれがひとつずつ食感、甘さが異なって、
本当においしい。
お干菓子、半生菓子ってこんなに
おいしかったっけ?と思う。
杉の箱の移り香もおいしさに。

京都 亀末廣

『亀末廣』の名前にちなんだ、
ちょっとひょうきんな表情の亀。

季節ごとに京都にこのお菓子目当てに訪れたい。
そろそろ今年の秋の「京のよすが」が
並んでいるころでしょうか。

8月 20, 2015

『花の歴史』

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『花の歴史』『花の歴史』
リュシアン・ギョー、ピエール・ジバシェ 著
串田孫一 訳
白水社 文庫クセジュ

誕生のお祝いのお花、この世を去るときの喪の儀式のお花。
人の暮らしには、原始の時代から花がつねにともにあった。

この本は、“花と人間の関係”について、

・古代の諸民族における花
・芸術の中の花
・花の歴史

の3つの角度からフランス人の視点で書かれている。
訳注、花の学名が細かくていねいに併記されているので植物好きには嬉しい。
植物学的視点はもちろん、文化史的、民族・民族学的、芸術・文学的視点でも幅広く楽しめる一冊。

8月 5, 2015

夏の風物詩

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茄子と雷雨

お茶のお稽古でいただいたお干菓子。
左側は「茄子」。
さてさて、右側は何をあらわしているでしょう?

ヒントは『夏の風物詩』。

夕方になったら急にグレーの雲に空が覆われて…。

最近の日本は、すっかり亜熱帯のような気候で、
スコールのような激しい雨が多く、
「夕立」という風情は少なく、少し残念な気持ち。

そう、答えは「夕立」でした。

8月 1, 2015

ひまわり

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大倉山 青柳『ひまわり』

大倉山 青柳さんの『ひまわり』。

ひまわりもお店によって、
本当にさまざまに表現されていて楽しい、
植物モチーフのひとつ。
そのうち、「ひまわり集め」をする年もあるかも。

きんとんの花びらに、
中心はこしあん。
種のつぶつぶをあらわした、
ケシの実がぷちぷちとおいしい。

7月 29, 2015

花火

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大倉山 青柳『花火』

大倉山 青柳さんの『花火』。

透明な錦玉羹の中に、
色づけされた錦玉羹が透けて見える。
底には道明寺粉がぼんやりと。

抜けるような空に花火が静かに上がる?
水面にぼんやりとうつる花火?

7月 25, 2015

金魚鉢

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大倉山 青柳『金魚鉢』

大倉山 青柳さんの『金魚鉢』。

白い金魚鉢の中に、金魚が一匹。
うっすら水色の寒天。
ハラリと舞い落ちた青もみじ。

大倉山 青柳『金魚鉢』

小さな金魚、見えるかな?

中はさわやかな風味のある白あん。
ゆず?
外は羽二重餅。

 

7月 20, 2015

朝顔ミニどら

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朝顔のどら焼き

いつまでたっても咲く様子を見せない、
わが家の朝顔と夕顔。

待ちきれず、こんなどら焼きを。

新橋演舞場にて発見した、
あけぼの さんのミニどら焼き。
小さめの大きさもちょうどよいです。

朝顔充。

7月 17, 2015

やさしい朝顔

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大倉山 青柳『朝顔』

大倉山 青柳さんの『朝顔』。

全体がダイヤモンド型の
ふっくら丸いやさしい朝顔。

うっすらピンクの花びらに、
花芯がほんのり白。
寒天でこしらえた葉っぱとつる。

7月 14, 2015

スワン

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開運堂『白鳥の湖』

植物モチーフではないし、
和菓子でもないのですが、
あまりにフォトジェニックなので。

長野 松本の開運堂さんの『白鳥の湖』。

開運堂『白鳥の湖』

フォトジェニックなのは、中のお菓子だけではなく。
うっすら水玉模様の包装紙にも
スワンのしるし。

開運堂『白鳥の湖』

こんな細かいところにまで、
スワンのしるし。

開運堂『白鳥の湖』

こんなに乙女な箱に入っています。

開運堂『白鳥の湖』

個包装にもぬかりなく、
ひとつひとつにスワンのしるしのシール。

そーっと扱わないと
すぐにぽろぽろにくずれる
デリケートなお菓子なのでお気をつけて!

7月 14, 2015

朝露と朝顔

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阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木『朝顔』

阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木さんの『朝顔』。

パッと開いた朝顔にかかる透明な寒天。
朝露がたまったみずみずしい様子が伝わる。

芯にはちいさく黄色い花芯。
薄く固めた寒天を抜いた葉っぱ。
中は、こしあん。

阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木『朝顔』

花びらにたまった朝露の寒天。
見えるかな。

 

7月 10, 2015

薔薇

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阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木『薔薇』

阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木さんの『薔薇』。

そういえば、バラのモチーフの上生菓子は初めて。
“黄色”というのがニクい。

バラの花言葉は花色により異なり、
黄色のバラは、「友情」「献身」と言われたり、
「嫉妬」「別れ」とも言われるそう。
贈り物にするときには要注意。

中は、水分が少なめの
ぎゅっと詰まった感じのこしあん。
おいしい。

7月 9, 2015

焼鮎

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阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木『焼鮎』

しばらく植物以外のモチーフがつづいていますが、
もうひとつ、おまけ。

阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木さんの『焼鮎』。
見た目は竹串にさしたお魚だけど、
練りきりに、中はこしあんのお菓子。
表面を寒天で艶出しして、
焼き色をつけてある。

阿佐ヶ谷 釜人 鉢の木『焼鮎』

全身の図。

リアルでしょ。
ちゃんと波打っている。

7月 8, 2015

『牽牛織女』

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鶴屋吉信『牽牛織女』

鶴屋吉信さんの『牽牛織女』。

雨が心配だけど、今夜は七夕。
短冊にお願いごと、書いたかな?

このきれいなきんとん『牽牛織女』は、
鶴屋吉信さんの茶房のある直営店でのみいただける、
七夕のお菓子。

注文すると目の前で作ってくださるので、
その様子を眺め、
できたてを愛でながらお薄といただける。

7月 7, 2015

鵲の橋(カササギノハシ)

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KITAYA六人衆『かささぎ』

KITAYA六人衆さんの ひとくち上生から。

織姫、牽牛、天の川、糸巻き、願い笹。
七夕関連のモチーフに混じって入っていた『カササギ』。
どうしてカササギ?

七夕の夜、織姫と彦星(牽牛)が会えるように、
カササギが翼を並べて天の川に橋を作るのだそう。
ご存知でしたか?

この鵲の橋(カササギノハシ)のお話しは、
地域により内容が異なり、
中国の伝説とも言われているようです。

7月 6, 2015

里の野山に可憐な花

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たねや『朝露』

たねや さんの『朝露』。

つくね薯(やまいも)のきんとんに
中は粒あん。
薯蕷きんとんの口あたりのやわらかさ。

ほんのり白の混じる細かい細かいきんとんが、
初夏に生い茂る柔らかな野の草を思わせる。
この白が、朝陽が当たって白く光る朝露?

一面を若い緑でおおわれた里の野山に
小さななでしこの花が二輪。

たねや『朝露』

可憐ななでしこをこちら側から。

たねやさんのサイトより。
“撫子なでしこをたずねる足の濡れそぼり”
朝まだき頃、野の草々に清らかな露がやどります。
小花をあしらった薯蕷きんとんで里野をあらわしました。

7月 6, 2015

みおつくし

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たねや『みおつくし』

たねや さんの『みおつくし』。

水のなかにぼんやり写る緑と小豆。
緑色は、水草か藻か。
生姜味の半透明な葛が、水の深さを感じさせる。
すっと立った細い羊羹が澪標(みおつくし)。

たねやさんのサイトより
“夕凪に漕こぎ出す水か夫このみちしるべ”

河口や湊に立て、
水深が深く舟の航行ができる場所を示す標識を
澪標(みおつくし)といいます。
香りさわやかな吉野羹で水のしるべをあらわしました。

7月 4, 2015

「夏越祓」

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水無月

『水無月』。
6月30日にいただく、
「夏越祓(なごしのはらえ)」のお菓子。

「夏越祓」は、一年の半分が終わる日に
半年の罪やけがれを祓い清め、
これからの半年の無病息災を祈願する京都の行事。

氷をあらわした三角の外郎に、
厄よけの意味を込めた小豆。
黒砂糖や抹茶などお店によっていくつか種類もある。

水無月について、甘春堂さんのサイトの説明がわかりやすいです。

6月 30, 2015

オモダカ

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鶴屋八幡 オモダカ

鶴屋八幡さん東京店の
季節のお干菓子『おもだか』。

和三盆のお花と、琥珀の葉っぱ。

オモダカは、池や川など水の近くに育つ植物で、
成長すると矢じりのような葉っぱの形になる。

鶴屋八幡 オモダカ

お花の型がこんなにいろいろ。

『おもだか』ですぐに思い浮かぶのは、
歌舞伎の『澤瀉屋』さん。
実際のお花にはあまりなじみがないことに
あらためて気づく。

鶴屋八幡 オモダカ

琥珀のきれいな薄みどり色と、
和三盆の生成りのようなアイボリーカラー。

箱から出してしまうのが惜しいほど、
お行儀よく、品よく並んでいた。

 

6月 28, 2015