塩瀬総本家さんの『紅椿』。
あざやかなあざやかな、紅色の椿。
花びらは芯に向かって白く。
椿の黄色い花芯ってたしかに
こういうかわいらしい形をしている。
中はこしあん。
仙太郎さんの『亥の子餅』。
持ち帰るまでにちょっとつぶれてしまった。
「イノシシの色」と表現される、
少し赤みのあるお餅には茹であずき入り。
中はやわらかめのこしあん。
イノシシをあらわす焼き印。
茶の湯では「亥の日」に炉開きを行い、
お茶席にも登場するお菓子。
亥の月、亥の日、亥の刻にいただいて、
無病息災を願う季節のお菓子。
歴史も古く、由緒あるお菓子だけど、
結構素朴なところが好感度高いな。
『ハッピー・チェリー』
花が咲いて実を結ぶ小さな木がほしいなぁと思っていたら、
こんな名前の小さな小さな木に出会った。
つい名前買い。
バレリーナツリーみたいに縦に伸びる樹姿らしく、
小さなわが庭にもぴったり。
和名はニワウメ。
「ニワウメの名前の由来は、
『庭に植える木で梅に似た花を咲かせる』
という非常にわかりやすくストレートな意味です」
という説明をみつけて、笑ってしまった。
来春は梅に似た花と、真っ赤な実が楽しみ。
白いお花は、アマゾンリリー・ユーチャリス。
実ものは、野バラ。
山吹色のめしべおしべが長く伸びているのは、
ヒガンバナの仲間のアマリリダセアエ・オーレア。
ふわふわしたのは、リューカデンドロン・プルモサス。
堅いつぼみの状態のものも売っている。
ドライにするとこのように咲くとか?
ちらりと見えている細い赤い葉っぱは、メラレウカ・レッドジェム。
オーストラリア原産の小木で、
新芽が美しく赤く染まる園芸品種。
柑橘系の香りのあるメラレウカは、
ハーブ好きにはティーツリーと知られる品種。
知らない植物、名前がたくさん。
喜田家 六人衆さんの10月の『おついたち』から、
『夕やけ小やけ』。
秋色の練りきりの中は、こしあん。
夕焼け空をひゅーっと飛んできて、
枝先にとまる赤とんぼ。
とんぼがとがった先にとまるのを好むのは、
「見晴らしがいいから」って知ってた?
たねや さんの『黄葉(もみ)ず』。
薯蕷きんとん特有のねっとりした
やわらかさ、なめらかさの中につぶあん。
口あたりの変化が楽しく、おいしい。
黄色、オレンジ、緑色。
色づき、色がかさなり合い、
色が変わりゆく山の様子。
断面もきれいだった。
たねやさんによるお菓子の説明:
“野を山を染めゆく秋のひそやかさ”
木々の葉が色づくことを「黄葉ず」と言います。
細やかな薯蕷きんとんで色づく秋をあらわしました。
とらや さんの『ローズ・ド・パリ』。
TORAYA PARIS 35周年記念のお菓子。
固めの練りきりの中は白あん。
白あんにローズウォーターが入っていて、
口に入れるとバラの香りが鼻を抜ける。
お菓子そのものを嗅いでもわからない。
和菓子は珈琲によく合うけれど、
これは絵的にもぴったり。
<ideallife meets pirka>
〜午前・午後ともに満席御礼!〜
〜キャンセル待ちを少しの人数だけ受付中〜
お申し込みいただいた方で、ピリカよりのご返信メールが 届いていない方はご連絡くださいますようお願いします。
12月5日(土)に、刺繍を中心に活動されている作家 masishu-(マシシュウ)さんのワークショップを開催します。さまざまな場所で開催されているワークショップにリピーターさん続出の人気作家さんです。
今回は、クリスマス前の開催ということで、動物モチーフ+クリスマス・モチーフの2個付けを楽しめるピンバッジをつくります。愛犬、愛猫、小鳥、フェレット、亀、金魚、イグアナ?など大切なご家族の一員はもちろん、テディベアやパンダ、カエルやハリネズミ、ペンギン、ヤギなどなどお好きな動物でもOKです。
事前にお送りいただくモデル写真を元に、 masishu- さんが刺繍の下絵として、そっくりイラストをオリジナルにおこして準備してくださいます。
開催場所のタマガワエン ピリカは、どなたかのお部屋におじゃましたかのような、静かで心地よいプライベートな空間です。愛するわんこ、にゃんこのお顔、大好きな動物のお顔をチクチクと刺繍して没頭する楽しいひととき。おいしいお菓子とお茶とともにしあわせな手作業の時間を過ごしにぜひいらしてください。
刺繍初心者さんもどうかご心配なく! 『愛』さえあれば素敵な一点が必ずできあがるワークショップです。
※これまでのmasishu-さんの刺繍教室はこちらでご覧いただけます。
— ◇ —
<モデル写真について>
・お申込受付確認メールをお送りします。そのメールへの返信に添付してお送りください。
・写真は1MB以下のサイズ。 携帯で撮った写真もOKです。
・愛犬、愛猫でなくても、お好きな動物なんでもOKです。
(1) お顔がはっきり分かるもの(フラッシュなどで毛色が違うものは実物の毛色に近いもの)
(2) かぶり物やリボンなど付属品もOK(ただし難しくなるので刺繍初心者の方はオススメしません)
(3) 長毛種の子は刺繍したいスタイルのものを送って下さい(トリミングなどで毎回スタイルが変わる場合)
★午前(10:30〜13:30)、午後(15:00〜18:00) 満席御礼! キャンセル待ちを若干名受付中。
モデルお写真のメイン刺繍+クリスマス・モチーフの2個のピンバッジをつくります。クリスマス・モチーフは、粉雪ツリー、または星屑スターのいずれかからお選びいただけます。
事前にお送りいただいたお写真を元にしたオリジナルのイラストを写しとり、毛並みなどをイメージしながらフェルトに刺繍して完成していきます。必要な色の刺繍糸は、masishu-さんが当日ご用意くださるキットに入っています(針とピンクッションはお貸し出し用にご用意しています)。
毛並みの出しかたや表情のつくり方などを、masishu-さんに都度、アドバイスいただきながら刺していき、最後にピンバッチの金具をつけて完成です。
目にひと色ステッチを入れると急にいきいきとした表情に変わり、手の中の小さなフェルトが愛おしい生きたお顔にどんどんしあがっていく、わくわくとする時間をお楽しみください。
〜満席になりました。ありがとうございます〜
〜キャンセル待ちを若干名受付中〜
★キャンセル待ちをお申し込みはこちらのフォームより以下の内容を記載のうえ、ご送信ください。
お申し込み受付後に、こちらからお申し込み確認メールをお送りします。
2日以内にこちらからのご連絡がない場合は、お申し込みが到着していない可能性がありますので、恐れ入りますがもう一度ご連絡くださいますようお願いいたします。
<お願い事項です>
できあがったピンバッチはトートバッグにつけたり…
小さなツリーに飾ってみたり…
masishu-(マシシュウ)
刺繍を中心としたハンドメイドブランド。
ウチのわんこ、にゃんこそっくりのしあわせそうでいきいきとお顔を刺繍した、オーダーメイドのキーリングやストラップ、オリジナルのドローイングTシャツやトートバッグなどが人気です。
masishu-マシシュウのオーナーyonecoさんによるオリジナルイラストは、どこかクスリとさせるユーモアとあたたかさがあり、身につける人が笑顔になってしまう不思議な力を秘めています。
看板犬はMブルテリアのハンサムなマシューくん。今は虹のたもとを元気にパトロール中です。サンプルのピンバッチのモデルのブルテリアはもちろんマシューくん。yonecoさんの twitter や instagramにもかわいいお顔がたびたび登場します。
<Webサイト>
http://masishu.com
<ブログ>
http://masishu.jugem.jp/
<オンラインショップ>
http://masishu.com/shop/
日中、母に電話をすると、
出るまでに時間がかかる。
「あ、庭にいたのよ、ごめんなさい」と
いつも答える母。
そんな母の庭は、いつの季節に行っても
花々や、葉っぱがさまざまに美しい。
野菜の葉っぱまで、
色合いを考えてきれいに間引きされて整頓され、
赤い葉のレタスがきれいな縁どりになっている。
ああ、こういうのが「ポタジェ」というのだな、と思う。
実家に行くと庭の中でしばらく時間を過ごす。
そして、欲しいものを鉢に株分けしてもらったり、
挿し木を頼んで、わたしの庭にも持ってくる。
今日もらってきたのは切り花。
コスモス、セロニア、ニラの花と、もうひとつ。
黄色いのは名前をど忘れして思い出せない母。
ニラの花も星形の小さな花が丸くまとまって、
観賞用、園芸用の花に負けないかわいらしさ。
地味な草花ばかりだけれど、
目に入るたびにほっとさせてくれる。
そういう花を飾るのが好きだ。
たねや さんの『秋の里』。
ゆたかに実った稲穂目当てに
やってくるすずめ。
すずめをおどかすための鳴子。
田んぼが広がる秋の風景を
ふとなつかしく思うようなお干菓子。
たねやさんによるお菓子の説明:
“黄金の穂波はみちみちれ
里野はみのりたけなわに
わらべ駆けゆく田畝から
かしましすずめの秋の詩”
和三盆糖のかわいいかたちが
真四角の箱にきっちりとおさまっていた。
こちらはお茶のお稽古でいただいたお干菓子。
大きな音が鳴りそうな鳴子と稲穂。
両口屋是清さんの『深山(みやま)の秋』。
やわらかめの粒あんを包んだ道明寺。
そのまわりを寒天で包んでいる。
道明寺と粒あんがよく合う。
緑から赤へ、だんだんと色づく道明寺の山に、
赤みの強い細めのきんとん。
秋の山のところどころが色づきはじめたところって
このお菓子のあらわすとおりにうきあがって見える。
一見、地味だけど、よーく見ると、
深まる秋の山を見事にあらわしているお菓子。
そして、とてもおいしい。
両口屋是清さんによるお菓子の説明:
黒糖風味の道明寺で小豆粒あんを包み、
秋の彩りに染め分けた煉薯蕷を散らして
深まりゆく秋の風情を表すお菓子です。
東京三田 大坂屋さんの上生菓子。
三越本店で購入時に菓銘なく不明。
白や赤の実がちらほらと見える南天?
葉っぱがちょっと丸いからちがう?
上生菓子であまり見ない深い深いモスグリーン。
型押しされたところどころにあんこが透けて、
葉っぱが色づいたように見える。
中は黄身あん。
外側がかわいたようなかたさなので、
きんつば風な食感になっていておいしかった。
両口屋是清さんの『籬(まがき)の菊』。
かぼちゃみたいだけど、
ちがいますよ、菊ですよ。
栗の粒がたくさん入ったくりそぼろあん、
中にこしあん。上に金箔。
ぜいたくにぜいたくに、
口の中が栗の風味でいっぱいに。
両口屋是清さんによるお菓子の説明:
『気品と清香に富む風格の高い菊の花。
風味豊かな栗あんを菊形に押したお菓子です』
たねや さんの『籬(まがき)の菊』。
『晩秋』の上生菓子から。
たねやさんによるお菓子の説明:
“垣を越え手にする菊は君がため”
籬の向こうに垣間見た一輪の菊の花。
薯蕷煉切でたおやかな菊をあらわしました。
丸い練りきりを部分的にほんのり色をつけて、
花びらと葉っぱをあらわしている。
向きによって表情が変わる。